【12月20日 AFP】エクアドル北西部エスメラルダス(Esmeraldas)州沖合の太平洋(Pacific)で19日未明、マグニチュード(M)5.7の地震が発生し、当局によるとこれまでに3人が死亡したほか、住宅やホテルに甚大な被害が出ている。余震も37回に上っている。

 リゾートで有名なエスメラルダスは今年4月の地震で壊滅的な被害を受けており、それに追い打ちをかける形で新たな地震に見舞われた。

 エクアドル災害管理庁(SGR)によれば、これまでに3人の死亡と47人の負傷が確認された。また少なくとも700世帯が自宅から避難している。空路で急きょ被災地入りしたラファエル・コレア(Rafael Correa)大統領は死者3人について、いずれも心臓発作を起こしたと明らかにしている。

 エスメラルダス州のガブリエル・リベラ(Gabriel Rivera)知事はラジオ・パブリカ(Radio Publica)の取材に対し、沿海部の町アタカメス(Atacames)とトンスパ(Tonsupa)にあるリゾート施設などが大きな被害を受けたと語った。

 予定をキャンセルして現地を視察したコレア大統領は「甚大な被害が出たのは工事の質が悪かったためだ」とツイッター(Twitter)で批判した。

 地球物理学研究所(Geophysical Institute)によれば、最大M4.2のものも含め余震が続いている。同研究所は当初地震の規模をM5.8と発表していたが、その後M5.7に修正した。(c)AFP