【12月20 日 AFP】(更新)ドナルド・トランプ(Donald Trump)次期米大統領は19日、ドイツの首都ベルリン(Berlin)でのトラック突入や、トルコの首都アンカラ(Ankara)でのロシア大使殺害などの事件が相次いだことを受けて声明を発表し、「地球上からテロリストを根絶する」と言明した。

 ベルリンでは19日、多くの人で混雑していたクリスマス市にトラックが突っ込み、少なくとも12人が死亡、48人が負傷した。警察はテロ攻撃の可能性があるとの発表にとどめているが、トランプ氏はこれを「恐ろしいテロ攻撃」だと断定して強く非難した。

ISIS(イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の別称)やその他のイスラム教テロリストたちは、世界的なジハード(聖戦)の一環としてキリスト教徒を虐殺し続けている」

 トランプ氏はそう述べた上で「こうしたテロリストと、彼らが地域や世界に張り巡らせたネットワークは地球上から根絶しなければならない。これは自由を愛するパートナー全てと共に実行する使命だ」と訴えた。

 アンカラでロシアのアンドレイ・カルロフ(Andrei Karlov)駐トルコ大使が銃撃され死亡した事件でも、トランプ氏は容疑者の男を「急進的なイスラム教のテロリスト」と断じた。

 声明では「急進的なイスラム教のテロリストに暗殺されたアンドレイ・カルロフ駐トルコ大使の遺族に哀悼の意をささげる」と述べ、「大使の殺害は文明的な秩序のルール全てを侵害する行為で、例外なく非難されるべきものだ」と表明した。(c)AFP/Olivia HAMPTON