【12月19日 AFP】(訂正)スペイン1部リーグ、レアル・マドリード(Real Madrid)のハメス・ロドリゲス(James Rodriguez)が、1月の移籍市場における自身の去就につき、来週中にも決断を下すとしたうえで、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)を制したチームでの将来については言葉を濁した。

 コロンビア代表のロドリゲスは、2014年のW杯ブラジル大会(2014 World Cup)で得点王に輝くと、推定8000万ユーロ(当時約110億円)の移籍金でASモナコ(AS Monaco)からレアルに入団。加入1年目こそ活躍をみせたが、ここ2シーズンはベンチ生活が増えるなど、18日に行われた16クラブW杯(2016 FIFA Club World Cup)決勝の鹿島アントラーズ(Kashima Antlers)戦でも出番がなかった。

 ロドリゲスはチームが4-2で勝利した試合後、報道陣に対して「7日間、じっくりと考える時間がある」としたうえで、「ここに残りたいが、うまくいかないこともある。もっとプレーしたいし、残留するかは保証できない」と語った。

 ロドリゲスは今季、チームが公式戦37戦無敗と波に乗り、国内リーグでも首位を走る中、先発出場はわずかに4回。1月にジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督が就任すると、ルーカス・バスケス(Lucas Vazquez)やイスコ(Isco Alarcon)、カゼミーロ(Casemiro)、マルコ・アセンシオ(Marco Asensio)らの後塵(こうじん)を拝し、出場機会を減らしていた。

 しかしながら、18歳未満の外国人選手との契約に不正があったとして1年間の選手獲得を禁止する処分が下されたチームは、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に対して行っている異議申し立てが認められない限りは、ロドリゲスの代役を見つけられないため、退団する場合の状況は複雑化している。(c)AFP