【12月16日 AFP】中国海軍は15日、空母「遼寧(Liaoning)」率いる艦艇部隊が初めて実弾演習を行ったと発表した。米国・台湾との緊張が高まる中で、軍事力を見せつけるのが狙いとみられる。

 中国人民解放海軍(People's Liberation Army Navy)は公式ウェブサイトに掲載した声明で、中国初の空母「遼寧」が先導する大規模な演習を渤海(Bohai Sea)で実施したと発表。空母編隊に所属する艦艇数十隻と艦載機数十機が参加し、空対空、対艦、防空などミサイル10発以上を発射したとしている。

「遼寧」率いる空母編隊はまた、早期警戒システム、航空機の傍受、ミサイル防衛を含む偵察演習も行ったという。

 国営の中国中央テレビ(CCTV)は、「遼寧」の甲板から艦載機「殲15(J-15)」が発進し、ミサイルを発射する様子を放映した。(c)AFP