【12月15日 AFP】米ヤフー(Yahoo)は14日、2013年に受けたハッキング被害で10億人を超えるユーザーの個人情報が盗み出された可能性があると発表した。同社は先に、2014年にも5億人以上の個人情報が流出したことを明らかにしているが、今回の件はこれとは別としている。

 ヤフーによると、新たな大量情報漏えいの疑いは、単一企業としては史上最大となった2014年の情報流出の調査を行う過程で明らかになった。インターネットの草分けである同社にとって再び大きな打撃となった格好だ。

 ヤフーは声明で「2013年8月に、許可を受けていない第三者が10億件を超えるユーザーアカウントに関連する情報を盗んだとみている」と発表。9月22日に公表したハッキング被害とは別である可能性が高いとした。

 ヤフーは中核事業を米通信大手ベライゾン・コミュニケーションズ(Verizon Communications)に48億ドル(約5600億円)で売却することに合意しているが、先の情報流出問題を受けて頓挫や売却価格引き下げの恐れが出ている。(c)AFP