【12月14日 AFP】スペイン1部リーグ、レアル・マドリード(Real Madrid)のクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が、自身に持ち上がっている脱税疑惑は、バロンドール(Ballon d'Or)受賞の名誉を傷つけたと語った。

 12日に自身4度目のバロンドールに選出されたロナウドは、今回の疑惑は自身に加えて愛する家族や近しい人にとっても耐え難いものであり、受賞の喜びを一部「台無し」にしたと話した。

 ロナウドは、仏スポーツ日刊紙レキップ(L'Equipe)に掲載された仏サッカー専門誌「フランス・フットボール(France Football)」とのインタビューで、「そう(台無しになったと)言わなければうそになるだろう」と口にした。

 独週刊誌シュピーゲル(Der Spiegel)が入手した文書をきっかけに、欧州各国の12紙がつくる団体は、ロナウドを含むトップ選手たちの脱税疑惑を報じた。肖像権収入1億5000万ユーロ(約180億円)をタックスヘイブン(租税回避地)に隠しているとの報道を否定しているポルトガル代表のロナウドは、「私だけでなく、家族や息子、そして一緒に働くすべての人々たちにとっても苦しい」とコメントしている。(c)AFP