【12月13日 AFP】米中西部ウィスコンシン(Wisconsin)州の選挙管理委員会は12日、大統領選の票を再集計した結果、共和党のドナルド・トランプ(Donald Trump)次期大統領の勝利は変わらなかったことを明らかにした。同州の投票結果をめぐっては緑の党(Green Party)から大統領選に出馬したジル・スタイン(Jill Stein)氏らが再集計を求めていた。

 再集計の暫定結果ではトランプ氏が民主党のヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)前国務長官に2万2000票余りの差をつけた。得票数のリードは再集計前よりも131票拡大した。

 スタイン氏らはトランプ氏勝利の鍵となった3州であるウィスコンシン、ミシガン(Michigan)、ペンシルベニア(Pennsylvania)で票の再集計を請求していた。

 前回まで数回の大統領選では民主党が制していた激戦州のウィスコンシン州では、開票結果の確定期限である13日に間に合わせるよう今月1日に再集計を開始していた。一方、ミシガン州とペンシルベニア州では裁判所が再集計の請求を退けた。(c)AFP