ベトナム、南沙諸島の岩礁でしゅんせつ作業開始 衛星画像で判明
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【12月9日 AFP】南シナ海(South China Sea)・南沙諸島(英語名:スプラトリー諸島、Spratly Islands)のラッド礁(Ladd Reef)で、同礁を実効支配するベトナムがしゅんせつ作業を開始したことが分かった。先月30日にラッド礁を撮影した衛星画像から明らかになったもので、南沙諸島の大部分の領有権を主張する中国を刺激する可能性がある。
ラッド礁にはベトナムが建設した灯台があり、衛星画像では外縁部に掘られた堤に複数の船の存在が確認できる。また土砂が海へと流出している様子も確認できる一方で、今年7月に撮影された画像では流出が見られないことから、しゅんせつ作業はここ数か月以内に始まったと推測される。
画像は米国の企業プラネット・ラブズ(Planet Labs)が撮影し、AFPに提供された。(c)AFP