【12月9日 AFP】フランス・パリ(Paris)の裁判所は8日、元予算担当相で国外の口座に資産を隠していたとして起訴されたジェローム・カユザック(Jerome Cahuzac)被告(64)に対し、脱税とマネーロンダリング(資金洗浄)の罪で禁錮3年の有罪判決を言い渡した。

 裁判所はまた、カユザック被告の元妻のパトリシア・メナール(Patricia Menard)被告に対しても、2人が手掛けていた植毛ビジネスで得た多額の利益の国外口座への隠匿に関与していたとして、禁錮2年の判決を下した。

 脱税を取り締まる立場だったカユザック元予算担当相のスキャンダルは、フランソワ・オランド(Francois Hollande)大統領の政権に痛手となった。それまでフランスでは公人の資産は個人的な問題とされてきたが、この事件を機にオランド大統領は閣僚に個人資産を開示するよう命じた。

 カユザック被告は当初、容疑を否認し、2012年に自身の脱税疑惑を報じた仏ニュースサイト「メディアパート(Mediapart)」を告訴していた。だが脱税容疑の裁判では、自身の「弁解できない不正行為」を繰り返し認めた。(c)AFP/Sofia BOUDERBALA