【12月8日 AFP】イタリアのマッテオ・レンツィ(Matteo Renzi)首相(41)が7日、正式に辞任した。一方で、引き続き与党・民主党(PD)の書記長(党首)として早期選挙に望む意向を強く示唆した。

 上院の権限を大幅に縮小する憲法改正の是非を問う国民投票で大敗し、辞任を余儀なくされていたレンツィ首相は7日夜、セルジョ・マッタレッラ(Sergio Mattarella)大統領に辞表を提出した。大統領府によると、暫定政府を組閣する協議が8日午後6時(日本時間9日午前2時)に開かれる予定。

 レンツィ首相は辞表提出に先立ち開いた民主党幹部の会合で、2018年初めに予定されている総選挙を最大1年前倒しするよう求める野党の要求に言及し、「われわれは何事も、誰も恐れない。他党が選挙を求めるなら(…)民主党は民主主義や選挙を恐れはしない」と表明した。(c)AFP/Angus MACKINNON