【12月7日 AFP】(更新)シリアの首都ダマスカス(Damascus)郊外にあるマッジ(Mazzeh)空軍基地付近に、未明にかけてイスラエルから発射された複数のミサイルが着弾した。シリアの国営メディアが7日、報じた。

 国営シリア・アラブ通信(SANA)は軍関係筋の話として、「午前3時(日本時間同日午前10時)ごろ、敵であるイスラエルが占領地から複数の地対地ミサイルを発射した」と伝えた。この攻撃により火災が発生したものの、犠牲者は出ていないという。

 同通信は、ミサイルはイスラエルが占領するゴラン高原(Golan Heights)の「タル・アブ・ナダ(Tal Abu Nada)山の西」の拠点から発射されたと報じている。イスラエルではこの山はアビタル山(Mount Avital)として知られている。

 ダマスカスの南西約8キロに位置するマッジ空軍基地には、空軍情報部の本部や、悪名高い刑務所が置かれている。(c)AFP