【12月7日 AFP】中国・上海(Shanghai)で、米アップル(Apple)のスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」から自然発火したとの苦情が相次いで寄せられている問題で、アップルは「外部からの物理的なダメージ」が原因で一部のアイフォーンが自然発火したもので、本体自体の安全性には問題がないと主張した。

 政府機関である上海消費者権益保護委員会(Shanghai Consumer Council)は2日、アイフォーンの使用または充電中に自然発火した例がここ数か月で、8件報告されていたことを公表していた。

 しかしアップルは6日、AFPに宛てた声明で「熱に関する事象」がみられたアイフォーンの部品を回収して分析し徹底的に検査したが、明らかに外部からの物理的なダメージが原因で発生していたことが分かったとし、安全性への懸念を否定した。

 同社は「われわれは安全性を最優先しているが、これらの製品(アイフォーン)に懸念すべき要因は見つからなかった」としている。

 上海消費者権益保護委員会はアップルに対し消費者からの苦情に対応するよう強く求めていたが、同社は対応が遅れたとの認識はないと述べた。(c)AFP