【12月6日 AFP】テニス界のスター選手、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)とセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)が、インド南部のハイデラバード(Hyderabad)で行われるインターナショナル・プレミア・テニス・リーグ(International Premier Tennis LeagueIPTL)出場を取りやめたことがわかった。大会主催者が6日、発表した。

 元世界ランク1位のフェデラーとセレーナは、今月9日から11日にわたって開催されるIPTLのインド大会に参戦が予定されていたが、同国の経済状況を受けて欠場することになった。

 IPTLは声明で、「ロジャー・フェデラーとセレーナ・ウィリアムスが、今年のIPTLに参加できないと発表するのはつらい」としたうえで、同国政府が先月、高額紙幣流通を廃止たことによる「不確実性」を理由として挙げた。

 また、IPTLの大会責任者を務めるマヘシュ・ブパシ(Mahesh Bhupathi、インド)氏は、「われわれは今年、困難に直面していたが、乗り越えられると願っていた」とコメント。同大会は、7月から膝の故障で実戦から遠ざかっているフェデラーの復帰の舞台とされていた。(c)AFP