【12月3日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部は2日、第13節の試合が行われ、ロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)が2得点を挙げたバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は、マインツ05(Mainz 05)に3-1で逆転勝利し、暫定首位に返り咲いた。

 この結果、快進撃を続けるRBライプツィヒ(RB Leipzig)は、バイエルンに勝ち点で並ばれて得失点差により2位となったが、3日のシャルケ04(Schalke04)戦で引き分け以上の結果を残せば再び首位に立つことができる。

 リーグのボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)戦と欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)のFCロストフ(FC Rostov)戦で連敗を喫するなど、不調に陥っていた王者バイエルンが復調の兆しを見せている。

 前節バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)に勝利して連敗を止めたバイエルンは、昨季苦しめられたマインツから敵地で勝ち点3を奪うことに成功した。

 キックオフの前には、ブラジルのサッカーチーム、シャペコエンセ(Chapecoense)の選手らを乗せた旅客機がコロンビアで墜落した事故の犠牲者に黙とうがささげられている。

 試合開始直後の3分、マインツはコロンビア人ストライカーのジョン・コルドバ(Jhon Cordoba)がゴールネットを揺らし、オペル・アレーナ(Opel Arena)を訪れた3万4000人の観客を沸かせた。

 反撃に出たバイエルンは、フランク・リベリ(Franck Ribery)が決定機を逃した直後の前半8分にレワンドフスキのゴールで同点とすると、その後トーマス・ミュラー(Thomas Mueller)が2度のチャンスをふいにしたものの、同21分に1点目をアシストしたアリエン・ロッベン(Arjen Robben)がヘディングシュートを決めて勝ち越しに成功した。

 この試合でブンデスリーガ150試合目の出場を飾ったロッベンは、その後もチャンスはあったもののゴールを決めることはできなかった。

 後半試合を支配したバイエルンだったが、ロスタイムにようやくレワンドフスキがFKを直接沈めて勝利を決定づける3点目を挙げた。これによりレワンドフスキは、マインツ戦では4試合連続で2得点をマークしている。(c)AFP