【11月28日 AFP】ミュージカルアニメ映画『モアナと伝説の海（Moana）』公開後初の週末の興行収入が、全米興収トップの推定5550万ドル（約62億円）に上ることが27日、業界グループの発表で明らかになった。

　米ウォルト・ディズニー・スタジオ（Walt Disney Studios）制作の同映画は、南太平洋の勇敢な十代少女が人々を救うために危険な旅に出る物語。米興行成績調査会社エグジビター・リレーションズ（Exhibitor Relations）によると、感謝祭週末としての興収は8110万ドル（約91億円）に上った。

　前週トップだった、ベストセラー児童文学「ハリー・ポッター（Harry Potter）」シリーズのスピンオフ映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅（Fantastic Beasts and Where to Find Them）』の2週目の週末興収は、4510万ドル（約51億円）だった。同作品の公開後初の週末興収7440万ドル（約84億円）は、J・K・ローリング（J.K. Rowling）のシリーズ中では最低の記録だった。

　順位を前州の2位から1つ落としたのは、英俳優ベネディクト・カンバーバッチ（Benedict Cumberbatch）主演の米マーベル（Marvel）のスーパーヒーロー映画『ドクター・ストレンジ（Doctor Strange）』で、1340万ドル（約15億円）。

　4位は、米スター俳優ブラッド・ピット（Brad Pitt）とフランス人女優マリオン・コティヤール（Marion Cotillard）出演の第二次大戦を舞台としたスリラー映画『マリアンヌ（Allied）』で、1300万ドル（14億5000万円）。5位はエイミー・アダムス（Amy Adams）、ジェレミー・レナー（Jeremy Renner）らが演じる『メッセージ（Arrival）』で、1130万ドル（13億円）だった。(c)AFP