ウェールズ快勝、南アフリカにとっては苦難の1年に
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【11月27日 AFP】ラグビーテストマッチが26日、各地で行われ、ウェールズが27-13で南アフリカに勝利した。
ウェールズは、FBリー・ハーフペニー(Leigh Halfpenny)がキックから17点を記録。フッカーのケン・オーウェンズ(Ken Owens)がトライを決めると、ジャスティン・ティプリック(Justin Tipuric)の試合終了5分前のトライで勝負を決め、南アフリカとのテストマッチ32試合でわずか3回目となる勝利を収めた。
一方の南アフリカは、6-20と大量リードを許した後半29分に、これが代表デビューとなるユザー・カシム(Uzair Cassiem)がトライを決めて逆転へ望みをつないだが、ティプリックのトライで可能性はついえた。
ラグビーW杯(Rugby World Cup)優勝2回の実績を誇る南アフリカだが、これで2016年のテストマッチは12戦8敗の戦績に終わった。これは、人種隔離政策による孤立状態から国際舞台へ復帰して以来、フルシーズンの記録としては最悪のものとなる。
このほかにも、10月にはホームでニュージランドに15-57の歴史的大敗を喫し、先週はイタリアに初白星を献上した。このため、すでに苦境に立たされていたアリスター・クッツェー(Allister Coetzee)ヘッドコーチ(HC)だが、この敗戦で重圧はさらに高まるものとみられる。
試合後の記者会見で、クッツェーHCは抜本的な改革が必要だと示唆し、「コーチ陣、スタッフ、選手を問わず、われわれ全員にとって、非常に厳しい時期に来ていると思う」と話した。
「もちろん、南アフリカは代表チームに結果が求められる国だし、今季ここまでの道のりはどうみても誇らしいものではない。スプリングボクス(Springboks、南アフリカ代表の愛称)の基準をはるかに下回っている」
「しかしこれが、素晴らしい時期への第一歩であり、ここから南アフリカのラグビーが正しい道へ戻ってくれると信じたい。今必要なのは、ひび割れを埋めることではなく、根本から立て直すことだ」
「今年は20歳以下の代表も振るわず、アルゼンチンには大敗した。今こそ、みなが力を合わせて南アフリカラグビーの復権に取り組むべきだ」
(c)AFP/Julian GUYER