【11月27日 AFP】(更新)16-17フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第6戦、NHK杯(NHK Trophy 2016)は26日、北海道札幌市で女子シングル・フリースケーティング(FS)などが行われ、前回女王の宮原知子(Satoko Miyahara)は合計198.00点で2位に入った。

 前日のショートプログラム(SP)で3位だった宮原は、そこから一つ順位を上げて大会を終え、GPファイナル行きの切符を手に入れた。

 宮原は、「きのうのショートプログラムでのミスもあって、きょうのフリーは緊張しましたが、なんとか頑張りました。もう少し改善する部分もありますが、大きなミスなくできたのは良かったと思います」と話した。

 優勝は、合計210.86点とした18歳のアンナ・ポゴリラヤ(Anna Pogorilaya、ロシア)が飾った。冒頭の3回転ルッツ、3回転トーループのコンビネーションを成功させたポゴリラヤは、結局すべてのジャンプを成功させ、ステップも安定していた。

 昨シーズンの世界選手権(ISU World Figure Skating Championships 2016)と欧州選手権(ISU European Figure Skating Championships 2016)で3位に入っているポゴリラヤは、今季はGPシリーズのロシア杯(Rostelecom Cup 2016)で優勝しており、こちらも宮原とともにGPファイナル進出を決めている。

 ポゴリラヤは、「とてもとてもうれしいです。みなさんが温かく応援してくれて、それに勇気づけられました」と喜んだ。

 同じくロシアのマリア・ソツコワ(Maria Sotskova)が合計195.88点で3位、樋口新葉(Wakaba Higuchi)は185.39点で4位に入った。米国の長洲未来(Mirai Nagasu)は180.33点で5位、松田悠良(Yura Matsuda)は178.26点で7位だった。

 ペアでは、世界選手権2連覇中のカナダのメーガン・デュアメル(Meagan Duhamel)/エリック・ラドフォード(Eric Radford)組が合計204.56点を記録。2位の彭程(Cheng Peng)/金楊(Yang Jin)組、3位の王雪涵(Wang Xuehan)/王磊(Wang Lei)組という中国の両ペアを寄せ付けずに優勝した。

 アイスダンスでは、こちらもカナダのテッサ・ヴァーチュー(Tessa Virtue)/スコット・モイア(Scott Moir)組が合計195.84点でタイトルを獲得している。(c)AFP