【11月23日 AFP】南米コロンビア政府と同国最大の反政府組織である左翼ゲリラ「コロンビア革命軍(FARC)」は22日、半世紀以上にわたる内戦を終結させる新たな和平協定の署名を24日に行うと発表した。

 新たな和平協定は国民投票にはかけられず、議会での承認を目指す。前の和平協定は先月行われた国民投票で否決されるという予想外の結果に終わっていた。反対派からは、中南米地域で最後の大規模な反政府活動を行ってきたコロンビア革命軍に対し、甘過ぎるとの声が出ていた。

 新たな和平協定は11月12日に発表されていた。署名は首都ボゴタ(Bogota)のコロン劇場(Colon Theater)で24日午前11時(日本時間25日午前1時)に行われる予定。

 フアン・マヌエル・サントス(Juan Manuel Santos)大統領は、新しい和平協定はより強化され、反対派が見直しを要求していた点も考慮されていると強調した。

 しかし和平合意反対派のリーダー格であるアルバロ・ウリベ(Alvaro Uribe)前大統領は、残虐行為を行って服役中のFARCの指導者らに選挙への立候補を認めるべきではないなどと主張し、新しい協定にも反対している。(c)AFP/Lissy DE ABREU