【11月23日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)は22日、グループリーグ第5節が各地で行われ、グループFのレアル・マドリード(Real Madrid)は古巣に凱旋(がいせん)したクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が王様のような歓待を受けるなか、スポルティング・リスボン(Sporting CP)に2-1で勝利し、20シーズン連続となる16強入りを確定させた。

 しかし、レアルはギャレス・ベイル(Gareth Bale)が足首を痛めて後半に途中交代するアクシデントに見舞われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)との伝統の一戦「エル・クラシコ(El Clasico)」まで2週間を切ったなかで不安を残した。

 ラファエル・バラン(Raphael Varane)のゴールで先制したレアルだったが、スポルティングのジョアン・ペレイラ(Joao Pereira)がレッドカードで退場となり、数的有利に立っていたにもかかわらず、アドリエン・シウバ(Adrien Silva)のPKで同点に追いつかれた。

 そして迎えた試合終了間際、レアルは途中出場したカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)が、セルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)のクロスにうまく頭で合わせて勝ち越しに成功し、勝ち点3を獲得した。

 決勝トーナメント進出を決めたレアルは、2週間後に行われるグループ最終節のホームゲームで、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)との首位通過をかけた直接対決に臨む。ドルトムントは同日、レギア・ワルシャワ(Legia Warsaw)に8-4で大勝した。

 レアルのジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は、「良かったのは、チームが諦めなかったこと。失点すると気持ちが落ち込むものだが、続けたことがカリムのゴールにつながった。彼にも、チーム全体にも満足している」とコメントした。

 またこの試合は、ロナウドにとってプロキャリアをスタートさせたクラブへの凱旋試合となった。試合開始前のレアルのメンバー紹介では、大音量の口笛にまじってロナウドの名前が叫ばれ、スタンドには、「スポルティング育ち」というメッセージが緑と白のストライプのユニホームをまとった10代のロナウドの写真とともに掲げられた。

 スポルティングには18か月しか在籍せず、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)へ去ったロナウドだが、この夏の欧州選手権(UEFA Euro 2016)で主将としてポルトガルに初めて主要国際大会のタイトルをもたらしたこともあって、リスボン(Lisbon)の観客はロナウドを盛大に歓迎した。

 そうした温かな扱いに、普段は試合に感情を挟まないロナウドも心を動かされたのか、この試合では、スポルティングとの4回目の対戦ではじめて無得点に終わった。(c)AFP/Kieran CANNING