【11月22日 AFP】(更新)22日午前6時前、福島県沖の太平洋(Pacific Ocean)を震源とするマグニチュード(M)6.9 の地震が発生した。米地質調査所(USGS)が発表した。震源の深さは11.3キロ。

 日本の気象庁(JMA)は、世界最悪級の事故が起きた東京電力(TEPCO)福島第1原子力発電所がある福島県沿岸を含む日本の北東部の沿岸に、3メートルの津波が来る可能性があるとして津波警報と津波注意報を出した。気象庁はこの地震のマグニチュードを当初7.3と推定していたが、その後7.4に引き上げた。

 東京電力によると、福島第2原発で使用済み核燃料プールの冷却設備が一時停止したが、その後運転を再開した。

 NHKのアナウンサーは切迫した口調で、沿岸部の住民にすぐに避難するよう呼び掛けた。NHKによると、最大1.4メートルのものを含む複数の津波がすでに沿岸に到達している。

 気象庁は地震発生から約7時間で、この地震を受けて発令した全ての警報注意報を解除した。(c)AFP