【11月16日 MODE PRESS WATCH】「ディオール(Dior)」 から、新プロジェクト「DIOR LADY ART」が発足した。メゾンを象徴する「レディ ディオール」を、英米6名のアーティストが独自のフィルターを通して再解釈している。

 1995年に登場して以来、ブランドの顔として広く親しまれているバッグ「レディ ディオール」。そのインスピレーションとなったのはクリスチャン・ディオール(Christian Dior)が1947年に発表した最初のコレクションでゲストを迎えるために使用した、ナポレオン3世(Napoleon III)時代の椅子だ。象徴的なキルティングのディティールは“カナージュ”とも呼ばれ、そのクラシカルなスクエアシェイプ、そしてブランド名を象ったメタルチャームは、これまで豊富な種類の素材や色、その他様々なバリエーションでその姿を変えてきた。

 今回、新たなプロジェクトのコラボレーターとして選出されたのは、イギリスとアメリカの6人のアーティストたち。イギリスからは、ジェイソン・マーティン(Jason Martin)、イアン・ダベンポート(Ian Davenport)、マット・コリショー(Mat Collishaw)。また、ロンドン在住の彫刻家でありデザイナー・画家のマーク・クイン(Marc Quinn)の作品は、今年の6月にオープンしたロンドン店のオープンにあわせて発表されたもので、アシッドカラーのフラワーポートレートを全面に施したエキセントリックな作品に仕上がっている。アメリカからは、マシュー・ポーター(Matthew Porter)、クリス・マーティン(Chris Martin)、ダニエル・ゴードン(Daniel Gordon) が名を連ねている。

 本プロジェクトのために特別に制作された作品たちは、マイアミを皮切りに LA、韓国、ロンドン、中国、ドバイ、そしてパリのポップアップストアにて披露される。アーティストの自由な発想を尊重し、「ディオール」のレザーワークの粋にひろがるクリエイティブな世界観に注目だ。

■関連情報
・ディオール 公式HP:http://www.dior.com/
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