【11月15日 MODE PRESS WATCH】グザヴィエ・ドラン(Xavier Dolan)監督の新作映画「It's Only the End of the World」の邦題が、「たかが世界の終わり」になることが発表された。2017年2月11日から東京・新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか、全国で順次公開を予定している。

“若き美しき天才”と称され、映画界のみならず世界のカルチャーシーンに閃光を放ち続ける27歳、グザヴィエ・ドラン。2014年公開の「マミー/Mommy」では、カンヌ国際映画祭で審査員賞という栄光を手に入れ、映画の新しい時代の幕開けを感じさせた。現代のミスコミュニケーションを象徴するかのような家族の姿を通し、怒り、憎しみ、悲しみ、その全てが愛だと気付いたときに浮上する、絶望の中の希望をすくいとった作品だ。

 第69回カンヌ国際映画祭グランプリに輝いた本作は、自らの死期が近いことを家族に伝えるため、12年ぶりに帰郷した劇作家のルイを主人公に、再会した家族が感情をさらけ出し、傷つけ合う様を描くある1日の物語。主人公のルイ役を演じるのは映画「サンローラン(SAINT LAURENT)」でイヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)役を演じたギャスパー・ウリエル(Gaspard Ulliel)。ルイの母マルティーヌ役をナタリー・バイ(Nathalie Baye)、幼い頃に別れた兄を覚えていない妹のシュザンヌ役をレア・セドゥ(Lea Seydoux)、ルイを素っ気無く迎える兄アントワーヌ役をヴァンサン・カッセル(Vincent Cassel)、アントワーヌの妻カトリーヌ役をマリオン・コティヤール(Marion Cotillard)が演じる。作品ごとに進化を遂げ、俳優としても活躍する27歳のドランのもとに集まったフランスを代表する一流俳優陣にも注目だ。

 世界中の映画ファンから待ち望まれていたドラン監督の最新作、公開が待ち遠しい!

■作品概要
・たかが世界の終わり(英題 It's Only the End of the World)
監督・脚本:グザヴィエ・ドラン
原作:ジャン=リュック・ラガルス「まさに世界の終わり」
出演:ギャスパー・ウリエル、レア・セドゥ、マリオン・コティヤール、ヴァンサン・カッセル、ナタリー・バイ
原題:Juste la fin du monde
字幕翻訳:原田りえ
公開:2017年2月11日より全国順次公開予定

■関連情報
・GAGA 公式HP:http://gaga.ne.jp/sekainoowari-xdolan/
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