【11月14日 AFP】16F1第20戦ブラジルGP(Brazilian Grand Prix 2016)は13日、決勝が行われ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)がポールトゥウィンで大会初優勝を飾り、ニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)との年間王者をめぐる争いは、シーズン最終戦のアブダビGP(Abu Dhabi Grand Prix 2016)へ持ち越された。

 決勝は、2回の赤旗中断と5回のセーフティーカー導入、高速クラッシュという波乱が続き、レースは3時間以上に及んだ。そのなかで、粘り強さと持てるテクニックのすべてを駆使したハミルトンは、ほぼミスのない走りでクラッシュの連鎖と容赦ない雨を生き残り、年間獲得ポイントで1位のロズベルグを抑えこんだ。

 近年では最も緊迫した戦いになるであろう最終戦のアブダビGPでは、ハミルトンに12ポイント差をつけているロズベルグが表彰台フィニッシュを果たせば、自身初となる年間王者に輝く。しかしハミルトンは、チームメートを「狩りに行く」と宣言している。

 10回目の挑戦でブラジルGP初制覇を果たしたハミルトンは、10月の米国GP(United States Grand Prix)、メキシコGP(Mexican Grand Prix 2016)に続く3連勝を飾っている。シーズン通算では9勝目で、キャリア通算52勝は、年間王者4回のアラン・プロスト(Alain Prost)氏を1勝上回る歴代単独2位の記録となった。

 3位には、シーズン一とは言わないまでも、この日一番の見事な走りを見せたレッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が入った。終盤のタイヤ交換で一時は16位まで後退したフェルスタッペンだが、最後の数周に大胆なオーバーテークを連発して3位へ滑り込んだ。

 4位にはフォースインディア(Force India)のセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)が入り、フェラーリ(Ferrari)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)は5位だった。

 ベッテルは、終盤に猛烈な追い上げを見せたフェルスタッペンにコースから押し出されたと、またしてもフェルスタッペンの走りに不満をこぼしている。

 以下、トロ・ロッソ(Toro Rosso)のカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)、フォースインディアのニコ・ヒュルケンベルグ(Nico Hulkenberg)、レッドブルのダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)、ザウバー(Sauber)のフェリペ・ナスル(Felipe Nasr)と続き、マクラーレン・ホンダ(McLaren-Honda)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)が10位入賞を果たした。(c)AFP