【11月11日 AFP】交流サイト(SNS)大手、米フェイスブック(Facebook)のマーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)最高経営責任者(CEO)は10日、米大統領選についてフェイスブック上で共有されたさまざまな虚偽情報がドナルド・トランプ(Donald Trump)氏の勝利につながったとする考えを否定した。

 ザッカーバーグ氏は、米カリフォルニア(California)州で開かれたテクノロジー動向会議「テクノノミー(Technonomy)」のステージトークで「フェイスブック上のコンテンツで虚偽ニュースが占める割合は非常にわずかだが、それが選挙結果に影響を及ぼしたというのは、かなりばかげた考えだと思う」と述べた。同氏は、人々はなぜ流言が、2人いる候補のうち一方だけについてのものだと考えるのかと聴衆に問い掛けた。

 また、フェイスブックのユーザーらは自分の考え方と同調するニュースや意見だけを目にする「幻想」の世界にいるとの懸念についても「有権者たちは彼らの実体験に基づいて意志決定をしている」と述べて、これを否定した。(c)AFP