【11月11日 AFP】サッカーイタリア代表のマルコ・ヴェッラッティ(Marco Verratti)は10日、所属するフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)を去る可能性について断固否定し、1億ユーロ(約116億円)にふさわしい選手などいないと主張した。

 24歳のヴェッラッティはこれまでも、仏パリ(Paris)を離れ、同選手との契約を模索しているイングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)やドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)、さらにイタリア・セリエAのユベントス(Juventus)などに移籍する可能性を伝えられてきた。

 12日にリヒテンシュタインとの2018年W杯ロシア大会(2018 World Cup)欧州予選を控えるヴェッラッティは、「僕が1億ユーロにふさわしいって? そんな選手がいるわけないよ。それは誰であろうと途方もない数字だ」と報道内容を一蹴した。

「自分のために1億ユーロも費やすチームでプレーするなんて、居心地が悪いとさえ思うよ。ポール・ポグバ(Paul Pogba)はそういった金額のせいで、常に一人でチームを勝利に導けると証明しないといけなくなっている」

「普通のことじゃないし、これほどの大金を払うなんて信じられない」と繰り返すヴェッラッティは、2012年に地元のデルフィーノ・ペスカーラ1936(Delfino Pescara 1936)からPSGに加入し、これまで同クラブのリーグ4連覇に貢献したものの、まだ移籍する気持ちはまったくないと話している。

「自分の実力が認められたことになるから、興味を持たれれば喜ばしい気持ちになるけど、僕が考えているのは可能な限りPSGで優勝して、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)に出場することだ。チームには大きな計画があり、自分はその一部であると感じている。家族の一員のように感じているから、離れたくないんだ」

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