【11月9日 AFP】ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)前米大統領が8日投票の米大統領選で一種の批判票を投じたことが明らかになった。側近が同日明らかにした。

 ブッシュ前大統領の側近フレディー・フォード(Freddy Ford)氏はAFPに対し「大統領(ブッシュ前大統領)とブッシュ夫人は大統領選では『上記の誰でもない』を選び、議会選では共和党候補に投票した」と明らかにした。

 ブッシュ前大統領は、弟で元フロリダ(Florida)州知事のジェブ・ブッシュ(Jeb Bush)氏が今回の大統領選で共和党の候補指名争いから撤退したことを受けて投票を棄権する考えを示唆していた。

 ブッシュ家は今回の大統領選にあまり深く関わってこなかったが、ブッシュ前大統領の父親であるジョージ・H・W・ブッシュ(George H.W. Bush)元大統領は民主党候補ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)前国務長官に投票する意向を友人らに語ったと報じられていた。(c)AFP