【11月8日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は7日、米国人として現在唯一地球の外にいるシェーン・キンブロー(Shane Kimbrough)宇宙飛行士が、国際宇宙ステーション(ISS)から不在者投票を行ったことを明らかにした。

 米国出身の宇宙飛行士は1997年以降、テキサス(Texas)州法により地球外からでも投票を行うことができる。大半の宇宙飛行士は、NASAの宇宙管制センターとジョンソン宇宙センター(Johnson Space Center)が置かれた米テキサス州ヒューストン(Houston)地域に住んでいる。

 ISSにいる宇宙飛行士は電子メールを受け取ることができるため、テキサス州ガルベストン(Galveston)郡の事務課は電子投票用紙をジョンソン宇宙センターにあるキンブロー飛行士の保護されたメールアカウントに送り、宇宙管制センターがISSに転送した。

 キンブロー飛行士は地上400キロの上空から、保護された電子メールで電子投票用紙をテキサスに送った。キンブロー飛行士がどの候補者に投票したのかについては、当人およびNASAからのコメントはなかった。(c)AFP