【11月6日 AFP】ラグビー日本代表は5日、秩父宮ラグビー場(Chichibunomiya Rugby Stadium)でテストマッチを行い、アルゼンチン代表に20-54で敗れ、ジェイミー・ジョセフ(Jamie Joseph)ヘッドコーチ(HC)の初陣を白星で飾ることはできなかった。

 ラグビーW杯イングランド大会(Rugby World Cup 2015)でベスト4のロス・プーマス(Los Pumas、アルゼンチン代表の愛称)は、フライハーフのニコラス・サンチェス(Nicolas Sanchez)が活躍をみせ、新体制の日本に対して容赦なく牙をむいた。

 アルゼンチンは2トライを決めたサンチェスが29得点を挙げると、マティアス・モローニ(Matias Moroni)とサンチャゴ・コルデロ(Santiago Cordero)もそれぞれ2トライを記録し、途中出場のトマス・クベッリ(Tomas Cubelli)もトライを奪った。

 一方、昨年のW杯ではエディー・ジョーンズ(Eddie Jones)元HCの下で躍進を果たした日本は、田村優(Yu Tamura)のペナルティーゴールで幸先よく先制したものの、その後は防戦一方となり、アマナキ・レレイ・マフィ(Amanaki Lelei Mafi)、レメキロマノラヴァ(Lomano Lava Lemeki)がトライを記録したものの、試合を立て直すまでには至らなかった。

 W杯では南アフリカから歴史的勝利を収め、その後もサモアと米国を破って世界に衝撃をもたらしたものの、大会終了後から新体制発足まで遅れが生じていた日本は、今月下旬から欧州に遠征し、12日にジョージア、19日にウェールズ、26日にフィジーと対戦する。(c)AFP