中国、12月からライブストリーミングを検閲へ 急成長で規制強化
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【11月4日 AFP】ライブストリーミングが急成長している中国で、当局が規制強化のためプロバイダーに対し、リリース前のコンテンツに検閲を要求する方針だ。
中国のインターネット規制当局にあたる国家インターネット情報弁公室(CAC)が発表した規則は「国家の安全を脅かし、社会の安定を損なう」ようなストリーミングを禁止すると述べている。
4日の国営新華社(Xinhua)通信によると、サービスプロバイダーには今年12月以降、ライブストリーミングで違反を犯したユーザーをブラックリスト化し、違反ユーザーの配信者登録を禁じる義務が課される。
オンラインストリーミングは中国で急成長しており、現在の市場規模は14億ドル(約1400億円)相当。若い女性が歌やおしゃべりを動画配信し、視聴者が有料の仮想ギフトを贈る仕組みのサイトもある。
CACは、ストリーミングサービスにはポルノ画像、暴力、流言、詐欺などがまん延しており、社会主義の基本的価値に反し、若者らに有害な影響を与えているとしている。(c)AFP