【11月3日 AFP】米ウォルト・ディズニー・スタジオ(Walt Disney Studios)は1日、2016年1月から10月までの全世界のチケット売り上げが59億ドル(約6096億円)となり、同社史上最高を記録したことを明らかにした。

 米出版社マーベル(Marvel)や制作会社ピクサー(Pixar)などの一流企業を傘下に置く同社によれば、映画『ファインディング・ドリー(Finding Dory)』や『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(Captain America: Civil War)』、『ズートピア(Zootopia)』などがヒットし、年末まで2か月を残した10月の時点で昨年までの同社の売り上げ記録58億ドル(約5993億円)を更新した。

 米国では年内に、人気SF映画「スター・ウォーズ(Star Wars)」シリーズのスピンオフ映画やマーベル社のスーパーヒーロー映画『ドクター・ストレンジ(Doctor Strange)』、ミュージカルアニメ『モアナと伝説の海(Moana)』などが公開されるため、ディズニーの今年の興行収入は、2015年に米大手映画会社ユニバーサル・ピクチャーズ(Universal Pictures)が達成した史上最高額69億ドル(約7130億円)を優に超えるとみられている。

 ディズニーは今年、数々の記録を達成。興行収入は7月には同社史上最速で、米国内で20億ドル(約2067億円)、全世界で50億ドル(約5167億円)を突破した。

 同社で2016年にヒットした3本の全世界の興行収入はいずれも10億ドル(約1033億円)の大台に乗り、上位から順に『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』11億ドル(約1137億円)、『ズートピア』10億2300万ドル(約1057億円)、『ファインディング・ドリー』10億2200万ドル(約1056億円)となっている。(c)AFP