【11月3日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)は2日、グループリーグ第4節が各地で行われ、グループFのレアル・マドリード(Real Madrid)は、無観客で行われた敵地での試合で、2点を先行しながらもレギア・ワルシャワ(Legia Warsaw)と3-3で引き分け、今節で決勝トーナメント進出を決めることができなかった。

 ギャレス・ベイル(Gareth Bale)がチャンピオンズリーグではクラブ史上最速となる開始55秒で先制点を挙げたレアルは、ベイルのお膳立てからカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)がゴールして2点をリードしたが、ポーランド王者のレギアはその後、ヴァディス・オジジャ・オフォエ(Vadis Odjidja-Ofoe)、ミロスラフ・ラドビッチ(Miroslav Radovic)、ティボー・ムラン(Thibault Moulin)が得点し、大金星に迫った。

 しかし前回王者のレアルは、終了5分前にマテオ・コバチッチ(Mateo Kovacic)がゴールネットを揺らし、昨季から続く公式戦無敗記録を27試合に伸ばした。

 試合後ベイルは、BeINスポーツ(BeIN Sports)に対し、「スタジアムが空っぽだったので変な感じはしたが、それは言い訳にはならない。ディフェンス面を改善し、チャンスの時にはより決定的な仕事をする必要がある」とコメントしている。

 この結果レアルは、今節スポルティング・リスボン(Sporting Lisbon)に1-0で勝利して16強入りを決めたボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)と勝ち点2差のグループ2位となっている。

 レアルのジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は、「この結果のすべての責任は私にある。最終的には負けなくて良かったが、(無観客での試合は)奇妙な感覚だった」と話している。

 9月に0-6で敗れたドルトムントとのグループリーグ第1節で起きたファンの暴力行為や人種差別に対する処分により、レギア・ワルシャワはレアルとの一戦を無観客で開催しなければならなかった。(c)AFP