【11月2日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)で2度のファイナル制覇を果たしたレイ・アレン(Ray Allen)が1日、現役引退を発表。2013-2014シーズンを最後にコートから離れていたアレンは同日、ザ・プレイヤーズ・トリビューン(The Players' Tribune)を通じて、18年に及んだ現役生活に終わりを告げた。

 オールスターゲーム出場10回の実績を誇り、過去2年間は復帰のうわさが何度も取りざたされていたアレンだが、若かりし頃の自身に向けた手紙としての形式をとった投稿で、「41歳で現役引退することを君に伝えたい」とつづった。

 将来のバスケットボール殿堂(Basketball Hall of Fame)入りが確実とされているアレンは、史上最多となる通算2973本の3ポイントシュートを成功させ、3ポイント成功率でも40パーセントを記録するなど、歴代最高の3ポイントシューターとしての呼び声が高い。

 NBAでは通算1300試合に出場し、1試合平均18.9得点、4.1リバウンド、3.4アシストの成績を残すと、フリースロー成功率でも89.4パーセントと驚異的な数字を記録している。

 2007年に加入したボストン・セルティックス(Boston Celtics)では、ケビン・ガーネット(Kevin Garnett)やポール・ピアース(Paul Pierce)らとともに、チームの中心選手として活躍。3人がそろった最初のシーズンでは、セルティックスに22年ぶりのタイトルをもたらした。

 その後、6シーズン在籍したセルティックスを退団したアレンは、新天地にマイアミ・ヒート(Miami Heat)を選び、2013年にはレブロン・ジェームズ(LeBron James)やドウェイン・ウェイド(Dwyane Wade)らとともに再び王者に輝いた。(c)AFP