【10月30日 AFP】16F1第19戦メキシコGP(Mexican Grand Prix 2016)は29日、予選が行われ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が今季10回目、通算59回目のポールポジションを獲得したものの、ベストラップを記録したQ3は今週末のアタックで最悪の出来だったと振り返った。

 今季残り3戦で、総合優勝を争うライバルでチームメートのニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)を26ポイント差で追いかけているハミルトンは、「ロングランでの僕らは本当に強いし、フリー走行でも本当に良かった。でも不思議なことに、Q3は今週末のここまでで最悪の出来だったんだ」とコメントした。

 今週末に行われたセッションのほとんどで、ハミルトンに約0秒5差の後れをとっていたロズベルグは、予選のアタックでその差をおよそ0秒2まで縮めたものの2番手となり、3番手にはマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)、4番手にはダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)とレッドブル(Red Bull)勢が続いた。

 30日の決勝で優勝し、ハミルトンが1ポイント以下の獲得に終われば総合優勝が確定する可能性があるロズベルグは、「フロントローからスタートできるので満足している」と話し、「ポールからはスタートできないけれど、そこから挽回するチャンスがある。今週末は苦戦したけれど、今はフロントローだ。ルイスは素晴らしいラップを刻んでいたね。僕は回数をこなすにつれて調子が上向いてきたよ」と語った。

 フォースインディア(Force India)のニコ・ヒュルケンベルグ(Nico Hulkenberg)は素晴らしい走りを披露し、キミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)とセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)のフェラーリ(Ferrari)勢を抑え、予選5番手タイムを記録した。

 ウィリアムズ(Williams)のバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)が8番手となり、チームメートのフェリペ・マッサ(Felipe Massa)が9番手、トロ・ロッソ(Toro Rosso)のカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)が10番手に入った。(c)AFP