【10月22日 AFP】フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領は22日、米国との「決別」表明について釈明し、米国との関係を絶つつもりはないと述べた。

 中国から帰国したドゥテルテ大統領は地元の南部ダバオ(Davao)で記者会見を行い、「(米国との)関係を絶つのではない。それは外交関係の断絶につながる。私にはそんなことはできない。なぜか? そうしないことが国益の最大化になるからだ」と述べた。

 扇動的なドゥテルテ氏は4日間の中国公式訪問中の20日、中国人の実業家らを前に「私は米国との決別を表明する」と演説。70年間に及ぶ米国との同盟関係を解消し、中国とロシアに接近したいとの意向を示していた。(c)AFP