フランス発「コシェ」、原宿の路上でショー開催
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【10月20日 AFP】フランス発ファッションブランド「コシェ(KOCHÉ)」が19日、「コシェ バイ エイチ ビューティ & ユース(KOCHÉ Presented by H BEAUTY&YOUTH)」として「アマゾン ファッション ウィーク 東京(Amazon Fashion Week TOKYO)」で17年春夏コレクションを発表した。会場となったのは、東京のユースカルチャーの中心地である原宿の路上。フレンチツイストを効かせたクールなストリートスタイルで、繁華街の一角をランウェイに変身させた。
パリを拠点とするクリステル・コーヘル(Christelle Kocher)は、「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」や「クロエ(Chloé)」「ボッテガ・ヴェネタ(Bottega Veneta)」「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」を経て、2015年にブランドを設立。ブティックが立ち並び、制服姿の女子高生たちで賑わうストリートがショーの会場だ。ランタンが路上に並べられ、スピーカーからは大音量のテクノが鳴り響く。
モデルには、ストリートファッションを体現するリアルな人々をキャスティング。DJやフォトグラファー、デザイナーなどがエネルギッシュなショーに登場し、春夏と秋冬を混ぜた40以上ものルックをお披露目した。
独特なモデルのキャスティングは、「コシェ」の2015年のパリでのデビューコレクションを彷彿とさせる。クリステルはレアール駅に直結した地下街を舞台に、粒選りのストリートガールや友人たちを登場させたのだ。
東京でのショーではネットレギンスやレースのジョギングパンツ、バイアスカットのパッチワークドレスなどユニセックスなルックを披露。繊細なネグリジェ風のスリップドレスや、スパンコールやフェザーのディテールなどもメンズとウィメンズの両方に採用された。
「パリのエナジーを東京のものと融合させたかった」とクリステルはショーの後の取材で語る。「2つの国のとてもパワフルで象徴的なつながりを表現し、我々は同じなのだと示したかった」(c)AFP/JENNIE MATTHEW