【10月15日 AFP】世界ロードレース選手権(WGP 2016)第15戦日本GPは15日、ツインリンクもてぎ(Twin Ring Motegi)でMotoGPクラス予選が行われ、モビスター・ヤマハ(Movistar Yamaha)のバレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi、イタリア)がポールポジションを獲得した。

 9度の総合優勝を誇るロッシは、トップタイムとなる1分43秒954を記録した。

 今週、チームがマシンのセッティングに苦しんでいたと話したロッシは、自身の体調も優れない状況だと明かしている。

「100パーセントの状態ではない。体調が少し良くなくて、肉体的に素晴らしい状況ではない。(午後のフリー走行の)前にチームとして素晴らしい仕事ができた。良いバランスを見つけ出せたんだ。ポールからのスタートは重要になるだろう。今年3回目のポールは、ファンタスティックだ」

 総合優勝争いでロッシに52ポイント差をつけているレプソル・ホンダ(Repsol Honda)のマルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)が0.180秒差の2番手につけた。また、昨季王者でモビスター・ヤマハのホルヘ・ロレンソ(Jorge Lorenzo、スペイン)は午前中のフリー走行でクラッシュしたものの、ロッシから0.267秒差の3番手タイムでフロントローに食い込んだ。

 ロレンソは、バイクから投げ出されて頭部の検査のためにドクターヘリで病院に搬送されていた。クラッシュ直後は自らの脚で立つことができなかったが、その後予選出場にゴーサインが出ていた。

 以下4番手にはドゥカティ(Ducati Team)のアンドレア・ドビツィオーゾ(Andrea Dovizioso、イタリア)、5番手にはLCRホンダ(LCR Honda MotoGP)のカル・クラッチロー(Cal Crutchlow、英国)、6番手にはチーム・スズキ・エクスター(Team SUZUKI ECSTAR)のアレイシ・エスパルガロ(Aleix Espargaro、スペイン)が続いている。(c)AFP