【10月14日 AFP】レストラン・ホテルの格付け本「ミシュランガイド(Michelin Guide)」の米首都ワシントン(Washington)版が13日、初めて登場した。三つ星獲得店はなかったが、二つ星が3店、一つ星が9店あった。

 同ガイドのワシントン版ではレストラン107店が取り上げられた。この中には、コストパフォーマンスが高いレストラン「ビブグルマン(Bib Gourmand)」19店も含まれている。

 今回の「ミシュランガイド」ワシントン版で二つ星に輝いた店のシェフ3人のうち、最も良く知られているのはスペイン生まれのホセ・アンドレス( Jose Andres)氏だろう。三つ星シェフのアラン・パッサール(Alain Passard)氏に師事した後、ワシントンに定住。レストラン業界で名を馳せた。

 アンドレス氏はワシントン地域に約10店舗を構え、スペイン料理に中南米、アジアの趣向を加味している。

 今回選ばれた店は、客席12のみの「ミニバー(Mini Bar)」。コース料理は1人あたり275ドル(約2万8500円)から。この料金に、ワイン、税金、チップは含まれていない。

 その他の二つ星獲得店は、「パイナップル・アンド・パールズ(Pineapple & Pearls)」と「ジ・イン(The Inn)」だった。

「ミシュランガイド」では、世界2万1000店が紹介されているが、三つ星を獲得しているのはわずか100店舗程度だ。

 米国では、これまでにニューヨーク(New York)、シカゴ(Chicago)、サンフランシスコ(San Francisco)版が出ている。(c)AFP/Elodie CUZIN