【10月14日 AFP】国家元首として70年にわたってタイを治めたプミポン・アドゥンヤデート(Bhumibol Adulyadej)国王(ラーマ9世)が13日に死去したことを受けて、各国首脳らが相次いで哀悼の意を示した。

 国連(UN)の潘基文(バン・キムン、Ban Ki-moon)事務総長は「長きにわたる国への献身と国民を団結させる指導者としての遺産は国際的にも高く評価されてきた」とたたえた。

 バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は、国王は米国の「親しい友人」でありパートナーだったとしのんだ。また、タイの発展に「たゆまなく尽くしてきた闘士」だったと述べ、国民の生活向上に絶え間ない献身をしたとその功績をたたえた。

 近隣のシンガポールとマレーシアも深い哀悼の意をささげた。シンガポールは「国民の生活向上に不断に取り組んだ、傑出し深く尊敬された方」だったとしのんだ。

 ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は弔電を送り、「国王は数十年にわたる在位期間に国民から慕われ、国外でも高く評価された」とし、哀悼の意を示した。

 中国の習近平(Xi Jinping)国家主席は、タイの発展に対する国王の貢献を称賛するとともに、中国との「良好な関係」は少なからず国王自身の個人的な取り組みによってもたらされたと称賛した。(c)AFP