【10月13日 AFP】米男子プロゴルフツアーの選手間投票による年間最優秀選手に、今季自身初のメジャータイトルを獲得し、米国選抜と欧州選抜による男子ゴルフの対抗戦、第41回ライダーカップ(The 41st Ryder Cup)で米国選抜の優勝にも貢献したダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson、米国)が選出された。

 プライベートでの問題を克服し、ゴルフでさらなる高みに上り詰めた32歳のジョンソンについて、米国男子ツアー(US PGA Tour)のティム・フィンチェム(Tim Finchem)コミッショナーは、「ゴルフコースやジムでの懸命な努力が報われ、彼にとって最高のシーズンになった。この投票結果は、選手仲間が彼に寄せるリスペクトを反映している」と述べた。

 今季のジョンソンは、全米オープン選手権(2016 US Open Championship)をはじめ、世界ゴルフ選手権(World Golf Championships 2016)シリーズ第3戦のブリヂストン・インビテーショナル(Bridgestone Invitational 2016)と、BMW選手権(BMW Championship 2016)でも優勝を果たしており、出場した公式戦22試合では、計15回のトップ10入りと、計21回の予選通過を成し遂げた。

 ジョンソンはまた、ルーキーイヤーの2008年以降、現役選手では最長となる9季連続でツアー1勝以上を記録。2016年シーズンの快進撃のおよそ2年前には、薬物検査でコカインに陽性反応を示し、2014年シーズン後半は自発的に休養を取っていた。(c)AFP