【10月11日 AFP】女子テニスのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)は10日、米ラスベガス(Las Vegas)で行われたエキシビションマッチに参加し、1月の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2016)のドーピング検査で陽性反応を示して以来初めてコートに帰ってきた。

 先週、禁止薬物使用による出場停止処分が軽減されたことを受け、来年4月のツアー復帰を目指すシャラポワはこの日、シーザーズ・パレス(Caesars Palace)で開催されたWTTスマッシュ・ヒッツ(WTT Smash Hits)でダブルスのエキシビションマッチ2試合に臨んだ。

 米国の新鋭テイラー・ジョンソン(Taylor Johnson)とペアを組んだシャラポワは、マルチナ・ナブラチロワ(Martina Navratilova)氏/ リーゼル・フーバー(Liezel Huber)組に敗れた。

 16歳のジョンソンとダブルスをプレーし、緊張もあったと認めるシャラポワは米スポーツ専門チャンネルESPNに、「彼女(ジョンソン)、そして私にとっても大きな出来事だった。しばらくコートから離れていたけど、私たち2人は楽しめたし、少し笑顔を見せることもできた」と話した。

 シャラポワはその後行われた試合で、米国の名選手ジョン・マッケンロー(John McEnroe)氏と組んでナブラチロワ氏/アンディ・ロディック(Andy Roddick)氏組とも対戦した。

 シャラポワは1月の全豪オープンにおけるドーピング検査でメルドニウムに陽性反応を示して以来、競技から遠ざかっていた。当初は2年だった出場停止処分は4日、スポーツ仲裁裁判所(CAS)が下した裁定の結果、15か月に短縮されている。(c)AFP