【10月7日 AFP】2018年サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)南米予選は6日、各地で行われ、ブラジルとウルグアイが快勝して上位を維持した一方、チリは敵地でエクアドルに黒星を喫した。

 ブラジルはホ―ムのナタル(Natal)にボリビアを迎えた試合で、FCバルセロナ(FC Barcelona)のネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)が代表通算49ゴール目を決める活躍などで5-0と大勝を収めた。

 1ゴール2アシストを記録したネイマールに加えて、ガブリエウ・ジェズス(Gabriel Jesus)、フィリペ・ルイス・カスミルスキ(Filipe Luis Kasmirski)、そしてイングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)に所属するフィリペ・コウチーニョ・コレイア(Philippe Coutinho Correia)とロベルト・フィルミーノ(Roberto Firmino)のコンビがそれぞれゴールを決め、ブラジルはここ最近では最も素晴らしいパフォーマンスを見せた。

 ドゥンガ(Dunga)前監督の後を継いで就任後の成績を3戦全勝としたブラジルのチッチ(Adenor Leonardo Bacchi aka Tite)監督は、チームがこのような形で試合に勝つことは想像していなかったという。

「ここまでの結果は期待していなかった。選手が互いにとても懸命な働きを見せている。われわれは、各選手が所属するクラブでプレーするポジションを代表でも任せようとしている。それが上手くいっているんだと思う」

 しかしブラジルにとっての唯一の誤算は、後半途中にネイマールがボリビアのヤスマニ・ドゥク(Yasmani Duk)と接触して頭をけがしたことだろう。この激突によってネイマールは頭部から流血し、後半23分に途中交代を余儀なくされた。

 この日勝利したブラジルは勝ち点を18に伸ばし、10か国が総当たり形式で争う予選で、9試合を終えて首位を走るウルグアイを勝ち点1差の2位で追い掛けている。ウルグアイはこの日、ホームのモンテビデオ(Montevideo)でベネズエラと対戦し、3-0で勝利している。