【10月5日 AFP】イタリアで週末に行われた自転車ロードレース、イル・ロンバルディア(Il Lombardia)に急きょ参加することになったプロ選手が渋滞に巻き込まれてスタートに遅れるという珍事件が起き、選手自身にとってはワールドツアー初参戦のチャンスを棒に振るという忘れ難い体験となった。

 オーストラリア人のロブ・パワー(Rob Power、21)は、9月30日午後に体調を崩した英国人のチームメート、サイモン・イエーツ(Simon Yates)に代わってレースに出場するため、スペインのトレーニング拠点を出発し、準備万端で意気込んでいた。

 しかし、パワーは渋滞に巻き込まれた上、遅れて到着したチームバスから降りる際に大勢のファンに行く手をはばまれたため、レースに参加してチームメートをサポートすることができず、最終的にはベルガモ(Bergamo)の丘でトレーニングをして一日を過ごすことになった。その間、チームメートのエステバン・チャベス(Esteban Chaves)は、コロンビア人として初の勝利を手にした。

 パワーはサイクリング・ウィークリー(Cycling Weekly)誌の取材に対して、「(レースに)戻ろうと10キロぐらい頑張ったんだよ!」と語っている。

 さらにパワーは、「僕にとってワールドツアー初参加になるはずだったのに、スタートに遅れるなんてがっくりだよ。でもチャベスの優勝を目にできたのは最高だった」として、「残念だけど、今回の失敗を乗り越えて前に進み、来年また戻ってきたい」と述べている。(c)AFP