【10月5日 AFP】コロンビアのフアン・マヌエル・サントス(Juan Manuel Santos)大統領は4日、左翼ゲリラ組織「コロンビア革命軍(FARC)」との停戦が今月31日に期限切れを迎えると発表した。半世紀に及ぶ武力紛争に終止符を打つ和平合意が2日の国民投票で否決され、政府とFARCは新たな解決策を見い出すことを急いでいる。

 サントス大統領は大統領府でテレビ演説を行い、「紛争の解決に必要な合意を実現するため、前進できることを希望している」と語った。

 FARCのティモレオン・ヒメネス(Timoleon Jimenez、通称ティモチェンコ Timochenko、本名ロドリゴ・ロンドニョ Rodrigo Londono)最高司令官は発表直後に「そしてその後(停戦終了後)、戦いは続くのか?」とツイッター(Twitter)に投稿した。

 同最高司令官は3日、国民投票で否決という結果になったにもかかわらず停戦を引き続き順守していくと確約している。

 当局者によると、サントス大統領は4日、和平合意反対派のリーダー格であるアルバロ・ウリベ(Alvaro Uribe)前大統領と大統領府で会談する予定。(c)AFP/Amelie BARON