【10月3日 AFP】インド政府は2日、温室効果ガスの削減に向けた新たな国際枠組み「パリ協定(Paris Agreement)」を批准した。13億人の人口を抱え、二酸化炭素排出量が世界3位のインドの批准によって、パリ協定は発効に向けて大きく前進した。

 この日はインド独立の父マハトマ・ガンジー(Mahatma Gandhi)の誕生日。アニル・マダブ・ダベー(Anil Madhav Dave)環境・森林・気候変動相はツイッター(Twitter)で国連(UN)に批准書を提出したことを明らかにした上で「気候変動に対処する地球規模の取り組みを大きく後押しするものだ」と批准の意義を強調した。

 昨年12月に締結したパリ協定は、気候変動の原因である温室効果ガスについて、排出量が世界全体の55%以上を占める55カ国以上の批准が発効の要件となっている。今回のインドを含め、これまでに総排出量の52%近くを占める62か国が批准した。(c)AFP