【9月30日 AFP】オーストラリア政府は、フランスの造船会社DCNSと共同開発する次期潜水艦12隻の戦闘システムについて、米航空防衛機器大手ロッキード・マーチン(Lockheed Martin)の豪子会社をシステムインテグレーターに選定した。

 契約は探知機や魚雷などを含むシステム全般に及ぶ内容で、総額500億豪ドル(約3兆9000億円)とされる。この契約をめぐっては米軍需大手レイセオン(Raytheon)も名乗りを上げていた。

 マリス・ペイン(Marise Payne)国防相とクリストファー・パイン(Christopher Pyne)産業科学相は29日、声明で「米国と強いつながりを持つオーストラリア拠点の企業と提携することで、豪米で最も優れた技術を確保すると同時に、機密性の高いわが国の技術を確実に保護できる」と述べた。

 豪国防省は、戦闘システムの契約金額を公表してはいない。(c)AFP