アレッポで子ども96人死亡 米、ロシアに攻撃中止求め警告
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【9月29日 AFP】シリア北部アレッポ(Aleppo)で病院2か所が空爆されるなど反体制派地域への攻撃が激化していることを受けて、米国は28日、ロシアがアレッポ攻撃をやめなければシリア内戦をめぐるロシアとの協力関係を停止すると警告した。
米国務省のジョン・カービー(John Kirby)報道官によると、ジョン・ケリー(John Kerry)米国務長官がセルゲイ・ラブロフ(Sergei Lavrov)露外相との電話会談で、ロシアには戦闘を中止し人道支援の提供を保障する責任があると指摘。「ロシアが直ちにアレッポ攻撃をやめ停戦を回復しなければ、米国はシリアにおける米露協力関係を停止する用意がある」と述べたという。
一方、国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)は同日、アレッポの反体制派地域では23日以降、少なくとも96人の子どもが死亡、223人が負傷したと発表した。現地では医療体制が崩壊し、医師は30人しか残っていないという。(c)AFP/Karam al-Masri、Maya Gebeily