【9月27日 AFP】2012年に西アフリカ・マリにある世界遺産都市トンブクトゥ(Timbuktu)の破壊を命じたイスラム武装勢力の元戦闘員アフマド・ファキ・マフディ(Ahmad al-Faqi al-Mahdi)被告に対し、オランダ・ハーグ(Hague)の国際刑事裁判所(ICC)は27日、有罪を宣告し、禁錮9年の刑を言い渡した。

 ラウル・パンガランガン(Raul Pangalangan)判事は、トンブクトゥの破壊は「著しく深刻」な罪であり「判事団は全員一致で、マフディ被告が保護下にある場所を攻撃したことは戦争犯罪であると認めた」と述べた。専門家らは今回の判決が、世界各地の史跡の保護に関する強力なメッセージとなることを期待している。(c)AFP