【9月26日 AFP】ミャンマー第2の都市マンダレー(Mandalay)で先週末、深夜に仏教の講話を流していたスピーカーのケーブルを引き抜いたとされるオランダ人観光客1人が、宗教に対する侮辱罪の容疑で拘束された。

 現地警察によると、オランダ人のクラース・ホイテマ(Klass Haytema)さん(30)は23日夜、宿泊していたホテルからほど近いホールで講話を流していたアンプとスピーカーをつなぐケーブルを、音がうるさいとして引き抜いたという。

 ホールに集まっていた人々は怒り、ホテルに戻るホイテマさんの後を追った。その後、ホイテマさんは近くの警察署に勾留され、さらに市内の拘置所へ移送された。容疑は「宗教侮辱罪」だという。有罪になった場合は最高で禁錮2年と罰金が科される。

 仏教大国のミャンマーでは、これまで複数の外国人が宗教侮辱罪で有罪となっている。(c)AFP