【9月26日 AFP】16-17イタリア・セリエAは25日、第6節の試合が行われ、2日後に迫ったフランチェスコ・トッティ(Francesco Totti)の40歳の誕生日を勝利で祝いたいASローマ(AS Roma)は、イングランド代表の守護神ジョー・ハート(Joe Hart)が目の前に立ちふさがり、トリノ(Torino FC)に1-3で敗れた。

 イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)で、ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)新監督の構想から外れていたハートは、イングランド代表での正守護神の座を守るべく、8月にセリエAの中堅トリノへ期限付き移籍で加入していた。

 それからの数試合は、不安定なプレーでファンに不安を抱かせたハートだったが、この日は本拠地で90分間隙のないプレーを披露し、失点をトッティのPKによる1点に抑えてチームの勝利に貢献した。

 一方、トッティはこの試合でセリエA通算250得点目を記録したが、ローマの勝利を誕生日プレゼントの一つに加える計画はうまくいかなかった。ローマは今回の結果により、首位ユベントス(Juventus)との勝ち点差が5に開いている。

 ユベントスが前日の試合でパレルモ(US Citta di Palermo)に勝利していたため、こちらも負けられないローマだったが、前半8分にトリノのアンドレ・ベロッティ(Andrea Belotti)に先制点を許すと、前線ではエディン・ジェコ(Edin Dzeko)の決定機が3度もハートに阻まれ、前半を1点ビハインドで折り返した。

 迎えた後半、トリノのイアゴ・ファルケ(Iago Falque)にPKで追加点を奪われ、ローマの選手は意気消沈すると、その2分後に途中出場のトッティがハートの逆を突くPKを決め、すぐさま1点差に戻したが、同20分にはDFに当たったファルケのシュートがGKヴォイチェフ・シュチェスニー(Wojciech Szczesny)の頭上を越えてゴールに吸い込まれ、逆転の希望が遠のいた。

 ようやく今季2勝目を挙げたトリノのシニシャ・ミハイロビッチ(Sinisa Mihajlovic)監督は、伊スカイ・スポーツ(Sky Sport Italia)に対して、「ハートとは獲得の前に話をしていて、どういう精神状態でここに来るのかを理解することに努めた」とコメントした。

「ハートは本物の宝石のような男だと言える。それに、代表の守護神として、チームに大きな自信をもたらしてくれた。彼にはとても満足している」

 対するローマのルチアーノ・スパレッティ(Luciano Spalletti)監督は、「残念なことに、われわれは1対1の強さや自分たちのサッカー、チームメートをカバーする姿勢などの点で、継続性を保てなかった。良い時間と悪い時間の差があまりにも大きかった」と述べ、怒りをあらわにしていた。