【9月19日 AFP】米ニュージャージー(New Jersey)州で、ごみ箱の中にあった不審な包みの中から複数の爆発物が見つかり、爆発物処理班が処理していたところ、うち1個が爆発した。米連邦捜査局(FBI)のニューアーク(Newark)支部が明らかにした。

 同支部は18日夜に不審物が発見された後、ツイッター(Twitter)の公式アカウントに「ニュージャージー州のエリザベス(Elizabeth)駅で今夜、複数の簡易爆発物が入った不審な包みが置かれていた。うち一つは無害化作業中に爆発した」と投稿した。負傷者はいないという。

 これに先立ち、同州エリザベス市のクリス・ボルウェージ(Chris Bollwage)市長は報道陣に対し、エリザベス駅の近くを歩いていた男性2人がごみ箱の中から不審物を発見し、「ワイヤーとパイプ」が出ていたことに気付き警察に通報した、と明かした。急行した地元警察の爆発物処理班と無人機(ドローン)による検査で爆弾である可能性が高いと判断されたという。

 米国では17日、ニューヨーク(New York)中心部のチェルシー(Chelsea)地区で爆発が発生し、29人が負傷。数ブロック離れた場所でも2個目の爆弾が発見され処理された。その数時間前には、ニュージャージー州で米海兵隊主催のチャリティーマラソンの最中、ごみ箱に仕掛けられていた時限装置付きパイプ爆弾が爆発。けが人はなかったが、大会が中止に追い込まれるなど、一連の事件により緊張が続いている。(c)AFP